中小企業がクラウドで戦える。いい時代だなあと思える人に捧げるブログ

今は小さくてもイケてる事業にしたい!正しく儲け続けるシクミを作るための備忘録

PowerBIで、BI(BusinessIntelligence)ってやつにチャレンジしてみる

かーみーです。
今は中小企業がクラウドによって大手と渡り合えるようになった素晴らしい時代。
これからの方に参考になればとの備忘録。
 
前回はGoogleSpreadsheetで部門ごとのP/Lってやつを集計してみたが、ちょっと背伸びして今度はBIってやつに

 

karmie.hatenablog.com

 

事業データの分析について

 
さあ、VLOOKUPとSUMIFSでざっくり分析できるようになると、もう少し分析したくなってくるはずだ。そこで。
 

BIについて

 
世の中にはBIというジャンルがある。Business Intelligence。ざっくり言うと、大量のデータの解析とか分析を支援するツールである。
ちょっとハードルは高めだけど、エクセルを通じて「いくつかの表を連携させて分析する感じ」がなんとなく分かってきたら、そんなに難しくはない。
 
また前回のようにGoogleSpreadsheetで帳表の社内共有もできなくもないが、サラリーマン的にはインパクトが低い。
 
どんなに頑張っても、ただの表だからね。。。地味だ。
やっぱり組織の中で立ち回るためには「多少派手な仕事」も大切なので、BIをちょっとかじってみよう。
 
「クリックするとグラフがビューンと変化する!」みたいな華やかさがあるので、きっとあなたの評価も上向きになるはずだ。
 
以下は私が以前作って社内で使っていたグラフ。MicrosoftのPowerBI https://powerbi.microsoft.com/ja-jp/ってやつを使っている。
 

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基本的には単なる売上の進捗である。 「商品」「日付」「金額」「組織」を軸に、よしなにグラフにしているだけだが、例えば「組織」をセレクトボックスで選択すると、その組織の数字で絞れたりする。グラフもビューン!と変わる。
 
 
さてBIで検索すると、高いやつから安いやつまでいろいろある。ただ小さい企業で初めて使うのであれば、まずは無料のツールから始めてみよう。MicrosoftのPowerBI https://powerbi.microsoft.com/ja-jp/ とか、Qlik社のQlikSenceとかQlikView https://www.qlik.com/ja-jp/とか。GoogleDataStudioとかも無料だ(お試しだけどね)。
 
QlikViewはかなり柔軟にいろいろできるが、ちょっと難しい。QlikSenceはブラウザ型だが、エクセルの自由度から見ると多少窮屈な感じ。
Googleはデータを結構キレイに作らないといけない。個人的にはPowerBIが「エクセル使い」とは相性がいい気がする。
 
 

EXCELとBIが似ているところ

 
冒頭から期待を裏切る話だが、実はEXCELもBIである。
前回のVLOOKUPとSUMIFSの記事で、VLOOKUPで簡単な組織を紐づけるマスターを作った。言い換えれば、元データをもとに「自分だけの集計軸」を作って分析を行ったということ。
 
分析の基本は「何か軸を立ててその軸でデータを比較する」ことなのでエクセルでもできる。
 
BIツールのイケてるのはこの軸を柔軟に設定できたり、画面上でグラフの軸をクリックするとデータを動的に画面上で詳細を変更できたりする。つまり試行錯誤が画面上で簡単にできるという事だ。
 
で、エクセルを通じて「いくつかの表を連携させて分析する感じ」がわかれば、簡単なレポートはすぐに作れるので、
次回から書いてみようかと。