中小企業がクラウドで戦える。いい時代だなあと思える人に捧げるブログ

今は小さくてもイケてる事業にしたい!正しく儲け続けるシクミを作るための備忘録

SFA導入!「ちきゅう」を入れてみる

かーみーです。
今は中小企業がクラウドによって大手と渡り合えるようになった素晴らしい時代。
これからの方に参考になればとの備忘録。
 
ついに、SFAなんぞを入れてみたりしよう。

 

karmie.hatenablog.com

 

前回までエクセルやスプレッドシートやBIツールで軽い集計の方法を振り返ってみた。
 
半端忘れかけていたが、このブログはお金がないベンチャーでもクラウドで大手に勝つためのノウハウを伝えたい気持ちでやっているので、初心に帰ろう。
 
多少なりとも分析ができるようになると、次に欲しくなるものは「正しいデータ」だ。
正しいデータを集めるには、正しいハコを作る必要がある。みんなが好きなエクセルは、この辺に難点がある。
 
自由すぎて入れ方がマチマチになりがちなのだ。(もちろん、書式の制御などはできるが、ガチガチのエクセルを作る必要がある)。
 
そこでシステムが登場する。システムを使えば、原則的には正しくデータが入るはずだ(正しくないデータが入るシステムがあるのなら、それは設計がクソなだけか、現場に押し切られて理想が骨抜きにされたかだ)。
 
さて例えば営業系(売上・受注系)で有名なのはSalesforce.comSFAと言われるジャンルで、全世界で売れてるツールである。長いので以下SFDCと呼ぶ(SalesForceDotCom)。
 
これがあれば何でもできる。というか、SFDCはビジネスの世界で必要な情報に対応しうるようにデータベースが作られているので、多少のカスタマイズでおよそのビジネスには対応できるはずだ。連携できるクラウドや事業システムも、それこそ星の数ほどある。
 
また、SFDCではエクセル的な関数を多数持っているので、エクセル的な集計も慣れれば素人でも比較的簡単に記述できる。計算結果をAPIで取り出して、外部の違うシステムで利用する事もできる。ちなみにSFDCを導入すると、管理者向けのトレーニングメニューを受講する必要がある。
 
結構至れり尽くせりなのだが、金額が多少高い。標準的なエンタープライズプランで1アカウント1.5万/月。なかなかシビれる金額である。
 
また、SFDCは大企業の基幹システムの一部として機能するような使われ方が多く、設定項目も専門的だし多い。これらを社外に委託すると、あっという間に3ケタ万円のコストが必要だ。
 
なので、SFDCはとても良い物だとお伝えしつつ(私も導入してみた。確かにビジネスの汎用性は高い)、今回は安価で手に入る「ちきゅう」を紹介したい。
 
ちきゅう http://mkt.chikyu.net/とは
 
ちきゅうhttp://mkt.chikyu.net/は、ざっくり言うと商談管理ツールである。顧客、商品、商談を管理し、簡単なレポーティングができる。SFAの範疇に入る。
 
 
ポイントは3つ。
 
1つめは、金額だ。1アカウント980円/月と、かなり手頃。小さい会社なら、SFDC1アカウント分で全員使えるかも。
 
2つ目は設定項目の柔軟さ。管理者は結構自由に情報項目を追加できる。エクセル的に自由に設定できる反面、冗長化しやすくなったりもするので注意は必要である。
 
3つ目は、もともとが営業組織のヨミ管理(商況管理)にフォーカスしている点。ある意味余計な「基幹システム連携」みたいな複雑な設定項目は無い。
 
「営業マンの、営業マンによる、営業マンのための営業ツール」と言ったところか。
 
そんなことを思って代表の浅井さんに実際にお目にかかったところ、元リクルートのOBだった。「リクルート時代のヨミ表を作るために作ったんです」とのこと。納得…
 
と、言うわけで元リクの方が、卒業後のベンチャーでヨミ文化を布教するにはピッタリのツールである。
 
次回からは、実際の導入について。